無料じゃダメ?音楽に“値段をつける”ことの大切な理由とは
無料じゃダメ?音楽に値段をつけるための考え方 音楽の仕事を始めようとすると、 最初にぶつかるのが「値段をつけること」だ。 自分の演奏に、 自分のレッスンに、 自分の作ったものに—— お金をつけて、人に渡す。 それって、ちょっと怖い。 「プロでもない自分が、もらっていいの?」 「喜んでもらえなかったらどうしよう?」 「まずは無料でやった方がいいんじゃないか?」 ——そんなふうに感じる人は、すごく多い。 でも、 だからこそ知っておいてほしい考え方がある。 ✅ 価値と価格は、イコールじゃない あなたが1時間レッスンしたとする。 その時間、初心者の生徒さんは 「1人では絶対にできなかったこと」ができるようになるかもしれない。 たとえそのレッスンが1,000円でも、 相手にとっては「プライスレス」かもしれない。 逆に、どれだけ丁寧にやっても、 「無料」だと大切にされないこともある。 価格は「価値の証明書」みたいなもの。 少しでもいいから“値段をつける”ことが、 そのサービスや演奏を「大事に扱う」第一歩になる。 ✅ 無料で始めても、ずっと無料じゃいられない 「最初は無料で、実績がついたら有料にします」 という人も多い。 でも実際には、無料のまま抜け出せなくなるケースが大半。 無料の人しか集まらなくなる 値上げすると一気に反応が減る 「次はお金かかるんですか?」と敬遠される …といった、無意識の“無料ブランド”ができあがってしまう。 最初から「お礼レベルの価格」でもOK。 1回500円でも、1,000円でもいい。 “お金を払ってくれる人”と関係をつくることが、 長く続く活動の土台になる。 ✅ 「感謝」も「お金」も、両方あっていい 「お金のためにやってるわけじゃない」 …その気持ち、すごくよくわかる。 でも、感謝とお金って、どちらか一方じゃない。 「ありがとう、助かった!」 その気持ちを、ちゃんと受け取る手段のひとつが「価格」なんだと思う。 もし、お金をもらうことで相手が喜んでくれて、 自分も続けていけるなら、それは健全なやりとりだ。 まとめ 「音楽にお金をもらうなんて、おこがましい」 そう感じる人にこそ、伝えた...